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2026年になり、仕事始めの一週間はたくさんの模型を作った。2025年の振り返りとして、自分は模型をあまり作らなくなってしまったことが反省点だった。事務所に新しい3Dプリンターが来たり、模型素材を整備して頂けたりとさらに作る環境が整った。現在設計中のプロジェクトで、照明器具を造作で計画しているものがあり、その器具の深さや穴径を何パターンも試作して決定し、3Dプリンターでモックアップを制作した。脳内や図面でのイメージだけでなく、実物や模型をちゃんと作って検討する重要性を改めて実感した。先輩にエスキスしてもらう時にも、図面だけでなく模型があった方がやはり得られるものが多い。今年1年間は、忙しさを言い訳にせずにたくさん作って自信を持って提案できるよう心がけていきたい。

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“建築は職人が作るもの”
“住宅はローンを組んで手に入れるもの”
“材料はお金を払って購入するもの”

これら当然だと思い込んできたことは、明日もあたりまえに続くことでしょうか。
昨日まで何の疑いもなく繰り返されてきたことが今にも途絶え、変容しようとしている時代。我々は明日のあたりまえを見通すことが難しい時代に生きています。

建築と都市はそのスケールの大きさから、様々なものの関係性の中においてこそ存在し意味を持ちます。人々の価値観が細分化・多様化し、あたりまえを見つけるのが難しくなった時代において、偏狭な趣味嗜好、主義主張を振りかざすだけでは持続可能な状態をつくることは困難になっています。
新築 / 改修  
都市 / 地方  
人工 / 自然  
新しいもの / 古いもの  
全体性 / ディテール
どちらか一方ではなくそのあいだ、それ単体ではなくそれらの関係性を考えることこそが建築家の役割ではないでしょうか。

小林スタジオでは、今まで盲目的に不変のものとしてきた“あたりまえ”を疑い、スケールを横断する俯瞰の視点でオルタナティブを提案することを目指します。多様化する価値観、相反する事物を優劣なくフラットに扱い、人/建築/物質の大きな循環のなかで関係性の外に追いやられているヒトモノコトに光をあて、場所づくりのなかに取り入れる。
そうした建築を通して新しい世界の豊かな暮らしを実現することができるのではないかと考えています。

小林 和史

千葉県佐倉市出身
千葉大学大学院岡部明子研究室卒業後、都内大手組織設計事務所にて大規模再開発PJなどに従事したのち、2021年よりkurosawa kawara-ten所属。
大学時代のスラムや古民家を対象とした実践活動と都内大規模再開発での実務、振れ幅のある経験がスケール横断的な思考の基となっています。
里山の景観と、アジアの雑踏が好物です。

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Project

Fragments