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スタジオ旅行で、尾道に行った。この街にはパワーがあると感じた。いくつもひしめく狭い路地や境内の中を通って上へ登る。途中の隠れ家のようなカフェに誘われる。島の人も、気候も、ゆっくりとした時間が流れていた。その中に、今は朽ちていくのを待つだけの多門亭という建物がある。かつて尾道で一番の集客数を誇った座敷は、その当時の面影を残しつつ、次第に土に帰ろうとしている。なぜ、こんなに居心地良く、尾道一の景色が望める場所なのに、活用されないのか。今の日本の負の側面が見えがくれしているように思える。その時代の流れに埋もれてしまう前に、次に繋ぐ手立てを考えていきたい。

05.25

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