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マンションの改修現場。今回の計画では、曲線が特徴的なプランを採用している。完成してしまえば隠れて見えなくなる部分だが、現場ではその成り立ちがよく分かる。曲線の壁を作るために、細い柱を細かいピッチで立て、その上から薄いベニヤを2層重ねながら曲げていく。一枚では成立しない曲面も、層を重ねることで少しずつRの形状を獲得していく。図面の中では一本の滑らかな線として描かれていた曲線も、実際にはこうした手作業の積み重ねによって作り上げられている。イメージを描くこと自体は誰にでもできるかもしれないが、それを現実でカタチにすることは簡単ではない。材料の理解、工法の理解、そして最後は職人との対話。図面だけでは完結しないこの往復によって、少しずつ建築が立ち現れるのである。

02.16

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