吉野台団地











空き家の残置物を整理している中で見つけた包み。表面に湿度インジケーターが貼られており、側面に貼られたテープは針金入りだった。元の家主は無線機器や軍事用品をコレクションしていた人なので、中身はなにか危ないものなのでは…と考えると開封するのが躊躇われた。ふと思いつき、AIに状況を伝えて中身を推察してもらった。重さや振った時にする音なども伝えると、いとも簡単に、中身は無線機器を保管するための「業務用乾燥剤」ではないかと結論づけてくれた。仮にそうでなくとも危険物ではないというお墨付きももらい、一安心した。AIは空き家の整理にも心強い相棒である。


studio: kobayashi studio
Project: 吉野台団地
タグ:Architecture


事務所のある団地の広場で、ベンチが壊れていると近所のおじちゃんが教えてくれた。
座面の板が朽ちて外れ、危ない状態だった。事務所に余っていた材料があったので、そのまま直してしまうことにした。特別な設計でも、大げさな工事でもないけれど、ベンチはまたみんなが座れる場所に戻った。作業をしていると、通りがかった人が声をかけてくれたりする。建築というと、どうしても大きな建物や完成形ばかりに目が向きがちだけれど、こうした小さな手当ても、まちには確かに必要だと思う。まちで起こる大小様々なことに真剣に向き合い、少しずつ良い日常をつくっていく。まち医者のような建築家でありたい。地域に根ざし、困ったときに思い出してもらえる設計事務所になっていけたらと思う。


studio: takashima studio
Project: 吉野台団地 明日の郊外団地
タグ:Study


事務所のボスに「みんなもっと実感を伴った検討をしよう」発言から1週間、事務所周辺で続々とスタディをしている様子がみんなから出てきた。写真は、別々の3つのプロジェクトのスタディが、同じ作業台の上で繰り広げられている様子。スタディしながら、それぞれの知見を共有したり、プロジェクトの話をしたりと、いい副次効果が生まれてきていると思う。


studio: kobayashi studio takashima studio
Project: 吉野台団地 明日の郊外団地
Work: On Re. Bas ハヤシハウス
タグ:ArchitectureStudy


第二オフィス「カトウハウス」増築棟は完成に向けて施工中である。職人に製作してもらった建具を取り付けるため、現在は下地の調整を行っている。コンクリート躯体についても、自分たちで型枠を組み、打設を行ったが、レーザーレベラーで水平・鉛直を確認すると、想像以上にずれが生じていた。プロではない私たちが施工している以上、多少のずれがあること自体に驚きはなかったものの、新築でありながら歪みやずれを矯正しつつ施工している状況は、まるでリノベーションをしているかのようで、不思議な感覚を覚えた。


Project: 吉野台団地
タグ:Architecture


食べない時間を作って腸を休めることで、体にとって良い影響というものがたくさんあると言うことを知ってから数年、朝ご飯はコーヒーだけにして食べない主義であった。しかし、そうなってくると、朝は着替えて歯を磨き、コーヒーを入れたらすぐ仕事に向かうという、健康ばかりを優先してなんだか味気のないルーティーンになってしまっている。もう少し朝から”良い時間”を過ごすということにしたほうが良いのではないかと考えるようになり、最近は朝ごはんを意識的に食べるようにしてみた。コストコで売ってる雑穀パンに、ハム、チーズ、キャベツ、柚子胡椒を載せて、ホットサンドメーカーで焼き上げる。新築住宅で外部建具の枠としてヒバ材を使った時の、ちょうどいい大きさの端材があったので、ピカピカにサンディングしてサービングボードとして活用することにした。QOLが中々に高まった気がしている。


studio: kobayashi studio
Project: 吉野台団地 明日の郊外団地
タグ:


年末の大掃除で、事務所に点在していた道具や工具を、機材倉庫と呼んでいる建物へ移動した。この倉庫は、自分たちや学生とのワークショップを通して建てたもので、工具を保管するだけでなく、メンテナンスやちょっとしたものづくりができる屋根下の空間も備えている。すべての道具が一箇所にまとまり、必要なときにすぐ取り出せる。それだけで、これからの作業はかなり捗りそうだ。一方で、いざ道具を並べ直してみると、同じ用途のものが重複していたり、壊れたまま使われなくなっていた工具も少なくなかった。今年はそのような物や場所の管理やメンテナンスも、一歩一歩ちゃんとしていきたい。


studio: takashima studio
Project: 吉野台団地 明日の郊外団地
タグ:Study


第三オフィスを絶賛整備中で、今日は増築棟の屋根の防水工事を行った。以前、藤江ビルの屋上防水工事の際に職人さんからレクチャーを受けていたおかげで、今回はとてもスムーズに工程を進めることができた。普段から職人さんとの距離が近い私たちだからこそ、教えていただきながら自分たちのできることを少しずつ増やしていけるのだと実感した。


studio: takashima studio
Project: 吉野台団地
タグ:Architecture


まだコンクリートの躯体だけの建物に、テーブルと椅子を置いてみた。壁がまだないので、外からの風が入ってきて気持ちが良い。ここは、キオスク付きのオフィスになる予定だ。そして、実際に作業すると、具体的なイメージが湧いてくる。テーブルはこの配置にしようか。椅子は6脚は必要だ。ここにモニターを設置しよう。すぐ出せるように、ここにコーヒーマシーンを置こう。など。これらは、設計の一つの手法だと思う。そして、とても大事なことでもあると思う。実際に現場の環境に触れ、地域に触れ、そこで過ごしてみる。PCの画面からはわからない、様々な感覚がそこにはある。


studio: takashima studio
Project: 吉野台団地
タグ:Architecture


空き家を改修しながら使っている、僕たちのオフィススペース。資材置き場のようになっていた洗面室を、思い立って整えてみた。埃をはらい、シンクをツルツルに磨き、洗濯機の上に板を渡して、即席コーヒースタンドを設けた。ほんの1時間の作業だったが、シンクや床を磨いていると、空間が蘇る手応えをたしかに感じた。コーヒーの香りが漂うと、そこが「場所」に戻るのを感じた。建築の原初的な関わり方に、こうした“手入れ”がある。つくることと、保つこと。そのどちらも、空間に命を吹き込む営みなのだと、改めて思い出させてくれた。小まめなお手入れをもっとしなくては・・・。


studio: takashima studio
Project: 吉野台団地
タグ:Study


空き家に放置されていた残置物の撤去・整理作業があった。家主はとても勉強熱心な方だったようで、仕事や趣味の資料、機材等が何十箱もの段ボールに詰められており、中身を確認するだけでも骨が折れた。日本人は世界的に見ても家財量がとにかく多いと聞いたことがあるが、以前に別の空き家の残置物を整理した時もその量に驚かされた。そして、その際目にした、山のように積まれた荷物を折に触れて思い出しては、自分への戒めとしている。自分の身の回りにあるものは本当に必要か、身の丈に合った量だろうか。今回の出来事もまた、気を引き締めるきっかけとなった。今週末はちょっとだけ持ち物点検の時間を作りたい。


studio: kobayashi studio
Project: 吉野台団地
タグ:Architecture