

studio: takashima studio
タグ:Architecture











仕上がり前。完成すると見れなくなってしまう瞬間。平滑に仕上げるためのパテや、職人さんの作業した跡。四角いニッチと脚立がちょこんと並んでいるのも、何か良さを感じる。完成も楽しみだが、その過程にも儚さのような美しさを見出すことができる。


studio: takashima studio
タグ:Architecture


四年前にお引き渡しした家から、庭の追加工事の依頼をいただいた。もともと庭のホース用につけていた蛇口のところに、子どもの汚れた服を洗ったり、BBQのときにも使いやすい洗い場が欲しい、という相談だった。暮らすということは、家族の関係も過ごし方も、時間とともに少しずつ変化していくことだと思う。その変化に合わせて、必要なところに手を加えていく。それもまた、暮らしを大切にするということなのだと思う。そして、そのときに元の家のコンセプトを大切にしながら、もう一度設計者に声をかけてもらえることは、設計者としてとても嬉しく、同時に身の引き締まる思いであった。


studio: takashima studio
タグ:Architecture


外構工事にて大谷石の石貼り舗装の作業がスタートした。この日はいつもお世話になっている、武田屋作庭店の武田さんと打ち合わせ。舗装に使う300mm×150mm×60mmの大谷石は石材屋さんが解体して引き上げてきたり、現場で余らせたりして使い道がなくなったものをカットして製材し直したものである。そのため角が欠けていたりするものもあるが、それもまたワイルドな石材としていい味を出している。石材の寸法に合わせて制作した埋込の手摺に合わせ、意匠や施工性、歩留まりを考慮しながら割り付けと目地寸法を検討する。打ち捨てられていた不揃いな材料たちに再び寸法が与えられ、mm単位で検討した設計の中に組み込まれていく。頭を悩ませることは多いが、これこそ建築設計の醍醐味と呼べるような時間である。


studio: kobayashi studio
Work: Nkmさんの母屋
タグ:Architecture


GW明けに着工した現場の引き渡しがあった。細かいタッチアップや清掃を終えて、吹き抜け手摺を囲いながら振り返りの談笑をしていた。この写真は、先輩が下から自分を撮ってくれた一枚。あまりにも靴下に穴が開き過ぎている。朝履いた時には穴なんてなかったが、たった1日でこんなことに。最終日ということもあり動き回ったからだろうか。このプロジェクトでは4つの円形吹き抜けが設けられている。自分の靴下にも多くの円形吹き抜けができてしまった。恥ずかしい気持ちもありつつ、このプロジェクトの終わりにふさわしいとも思ってしまった。次のプロジェクトに繋げられるように反省しながら、靴下を新調しに行った。


studio: kobayashi studio
タグ:Architecture


ここ数週間格闘していた蒸留機一式を置く台兼棚が、ついにShinoda coffee workshopsに誕生した。事務所のすぐ近くに転がっていた山桜の丸太を削って製作した丸棒を、足場の単管パイプなどを固定するクランプで組み上げて、上に蒸留機一色、下に廃ガラスを重ねて作った合わせガラスを置き、棚とした。ここからさらに蒸留機用に周囲を配管なり給水ポンプなりが取り付いてくる。お施主さんとは、世界観としては完全に、デスクトップPCの側がクリアケースで出来ていて、内部構成が丸見えになっているあのテッキーな感じだよね、という話をした(出来たものは原始的なルーズな納まりで非常にローテクな作りではあるが)。ヤバいものが出来てきた。


タグ:Architecture


この敷地にもともとあった大谷石のブロックを解体したものを再び敷地内の別の場所に積み上げた。どれほどうまくいくか施工前はやや不安な点もあったが、実際に職人さんに積み上げてもらうと、美しいと感じるほどきれいに仕上がった。良い材料を使うことが良い設計だったり、良い施工であるとは限らない。その辺にありふれたゴミのような材料でもうまく活用することによって見違えるように変化を生むことができる。なんでも壊して捨ててしまうのではなく、なんとか上手く使えないか頭を捻って、活路を見出すことも設計であり、そこに現場管理も設計もやっている僕らの強みがあると思う。


studio: kobayashi studio
Work: On Re. Bas
タグ:Architecture


今日、人生で初めてトイレを外した。初めは、トイレがどのように設置されているかなどは、ほとんど知らず、まさか自分が外せるなんて思いもしなかった。まずは、取り付け説明書をよく読んで、組み立てと逆の順序で、パーツを外していく。そうすると、案外トイレはシンプルな構成のパーツで作られていることに気が付く。重要なのは水を通る出入り口を繋ぐパッキンで、それを圧着させるためのビスやボルトなどが付いている。仕組みがわかっていると、不具合が起きた時に、予測を立てて対応しやすくなると思った。そして、水道屋さん視点も少しだけ得ることができたと思う。


studio: takashima studio
タグ:Architecture


外部で使用する特注のスチール手摺の制作を株式会社新和さんに依頼して進めている。これは古民家の外構に使用するもので、古民家ならではの錆びた銅の板金や雨どいの質感に合わせるべく、初めはエイジングした銅板金での製作を検討していたが、金額や品質安定性の観点からスチール板金を使用して特殊塗装で仕上げることとなった。この日は製品検査と塗装の色味確認のために塗装工場に伺って、実際の塗装の様子を確認。錆びた銅の質感を再現するため、銅色で中塗りした状態の部材に薄く希釈した黒色塗料をスプレーガンで何層にも塗り重ねていく。職人の手による絶妙なムラ感で、納得のいく仕上がりになった。現場に設置されるのが楽しみだ。


studio: kobayashi studio
Work: Nkmさんの母屋
タグ:ArchitectureProduct


ようやくonrebaseの構造材に全てプレカット図の番付をふる作業が終わった。一本一本木材を見て、どこにどの面が出るようになるかということを指定して行くという作業だった。これらは全て露出されるいわゆる”化粧材”という扱いになる。通常化粧材というと、節や割れがなかったり、表面がプレーナーと言われる木材の表面をカンナのように直線的に削り、ツルツルに仕上がった状態の木材を使う。しかし今回のプロジェクトでは、木材は製材で断面寸法を整えた挽きっぱなしでノコギリの目が見える状態であり、所々丸太だった時の記憶が残る角の丸みが残るといったかなりワイルドな化粧材となる。プレカット工場の作業員にこれを見せると、皆これで化粧材?というリアクションになる(あまりにも彼らが普段から扱っている化粧材からはかけ離れている)。onrebaseではこれでいいのだ。むしろワイルドである方がいい。あとは無事加工が終わってくれることを願うばかりだ。


studio: kobayashi studio
Work: On Re. Bas
タグ:Architecture


地域食堂の1日イベントにて。改修後の完成イメージのひとつとして、食堂ロゴの縮尺1/2模型も展示した。模範となる形(食堂の『食』)はあるものの、実際はマグネットで壁に貼り付けることで、毎日すこしずつ形が変わる、形の定まらないロゴとして活用される想定だ。食堂に遊びに来た子供たちが遊んだらいいね、なんて関係者で話していた。イベント当日。わたしが連れてきた娘が一番この模型に食いついていた。積み木のように積んでみたり、組み合わせて形を作ったり、まさに理想としていた遊び方。思いがけず、わが子でそれが現実になったことがちょっと嬉しい日だった。


studio: kobayashi studio
Project: つりはいらないよ食堂
タグ:ArchitectureDirection