

studio: takashima studio
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郊外の団地にRCの建物が建った。全て自分たちの手で作っている。であるが故に、常にアップデートが起こっている。最近は、冷凍庫やコーヒーマシーンが入り、冷たいコーヒーが飲めるようになった。また、ガラスで作られた照明が入ったことによって、何か、命が吹き込まれたような、心臓のような息づくものが入ったように思える。建物も、人と同じように、常に新陳代謝が起こって、更新されていくべきなのだろう。


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スタッフ二人で協力してデッキを新設した。このツーマンセルでの動き方が結構良かった。一人が全体の段取りを考えつつ部材の取り付けをしていく。もう一人はデッキの留めの部分がどのように綺麗に納めるべきかといったディテールを考えながら部材の加工をしていく。大工さんもよく二人で作業をしているが、「つう」と言えば「かあ」と答えるような関係性での作業はやっている当人も気持ちがいいはずで、そのような状況が特に最近スタッフ間でも起こるようになっているように感じる。相手の動きを見て次にやろうとしていることを察して、そこのサポートに先回りするといった動きは、ただ役割分担された組織ではなかなか実現できないのではないか。役割は与えられるものではなくて、その場で見出す、相対的なものであると思う。このような能動的に役割を発見するということが現場作業だけでなく、あらゆる業務で起こるとそれはとんでもないチームになるのではないか。そう予感させる日だった。


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中古住宅の建具枠の写真である。前入居者のペットが齧ってしまい、表面のシートが剥がれて基材がボロボロになっているので交換を依頼された。これが思いのほか難しい課題だった。というのも、メーカー品のため枠のみを交換することはもちろん可能だが、そのためには周囲の壁を傷つけないように配慮しながら全ての枠を壁から取り外さなくてはならない。傷自体はほんの一部なのに、枠ごと交換することでそれなりの製品代がかかるし大掛かりな工事になる。これが造作の枠であれば齧られた部分を切って新しい材に変えるだけで済むことなのに、と思う。工業製品の美しさや機能性は素晴らしいが、何か不具合が起きた時の対処法が限られてしまったり、住み手の力だけではどうにもできなかったりする。これが、数年前に事務所で流行っていた「コンヴィヴィアルじゃない」ということか、と実感した。(ちなみにこの件は枠交換ではない補修方針となった)


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普通、タイルと聞くとどんな形を想像するだろうか。おそらく四角いタイルや長方形のタイルではないだろうか。だけど、不思議と僕らの現場には変な形のタイルが現れる。これは、角度のついた二つの空間に、目地を通そうと思ったときにタイルに自然とこのような割り付けが出てくる。設計士のこだわりでもあるし、職人の腕がなるところでもある。変な形は加工が難しく嫌がる職人も多いが、この職人さんは涼しい顔で、飄々と作る。写真はその途中。


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先週から新しい新築プロジェクトが始まった。8ヶ月ほど現場に追われていたので、設計の対象敷地調査はとても久しぶりだった。敷地は市原市の大蔵屋団地というところで事務所からも近い。付近で打ち合わせがあったのでついでに敷地に寄りつつ周辺を少し散策してみた。最近雨続きだった中この日だけは快晴で、新たなプロジェクトのスタートにはふさわしい1日だった。この団地は山を削って作られていて、傾斜とひな壇状の土地区画が特徴的だった。驚いたのは、この団地内の土地の1坪あたりの金額が1〜2万円程度であることと、その安さにも関わらず多くの売地が残っていることだった。こんなに自然に囲まれた豊かな土地で、都心部に出るのにも車で1時間程度なのに。この町の魅力を伝えられるような仕事をしなければいけないと気が引き締まった1日だった。


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ChatGPTの最新モデルが話題になっていたので、サブスクを再開して使ってみた。検討したい敷地を住所と衛星写真で指定し、「敷地周辺の地形や建物を3Dモデル上で再現して」と指示したところ、国土地理院などの公開データへアクセスし、あっという間に周辺モデルを作り上げてしまった。意図に沿った回答をできる成功率というものが上がってきているとは聞いていたが、この文脈ならこのデータが必要だろうという参照を外していないのだろう、実務で検討程度にはすぐに使えるレベルで出力された。これまで手作業でやっていた「やり方を知っていれば誰でもできる作業」は、本当に代替可能になってしまったのだという実感がさらに強まる出来事だった。だからこそ、その先で何を考え、何を選び、何をつくるのか。人間にしか担えない価値を考え続けないと、AIの奴隷になる日も遠くない・・・
ChatGPT can make mistakes. Check important info………..


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事務所犬のkenzoを吉野台団地での散歩中に撮った写真。事務所から歩いて数分の場所である。木々に囲まれて建物だったりがほぼ見えなくて印象としては”里山だな”という感じ。山を切り開いて造成された団地であるため、住宅がないエリアだとその森部分が残っていて元々里山であったことを偲ばせる。セミの鳴き声は聞こえなくなり、代わりにスズムシの声が聞こえ始める。耳を澄ませると、色んな音が聞こえてくる。改めていい環境で生きてるなと思う


Project: 吉野台団地
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市原・牛久商店街にある時田酒店さんの床補修工事を行った。出入口周辺の雨濡れによって腐ってしまっているフローリングを撤去し、雨や土足での使用を考慮してモルタル土間の打設を提案した。レンガ敷きの外構と合わせてモルタルに赤と茶色の色粉を混ぜて着色し、そこにガラスの粒を埋め込んで、刷毛引きで仕上げる。ガラス粒の配置は京都・修学院離宮の「一二三(ひふみ)石」を参考に、1粒、2粒、3粒の組み合わせで配置した。修学院離宮の一二三石は同じく京都賀茂川の黒石や鞍馬山の赤石が使われているそうだが、ここでは地元千葉のガラスメーカーsghrさんからいただいた、ガラス製品の製造の過程で出てしまうガラス屑でリプレイスされている。打設後の仕上がりはまた次回。


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先日引き渡し終えた現場で残してしまっていた最後の大工工事の木梯子製作があった。小屋裏空間を活用した収納スペースにアクセスするためのものである。円形吹き抜けの上部に梯子をひっかけるための円形ランナー材を設置し、梯子本体にL字の金物を付けている。シンプルなつくりではあるが、この一連の作業を半日でこなしてしまう大工さんには驚いた。しかも早いだけでなくかなり正確で文句のつけようがない仕上がりだった。この大工さんには現場を通して本当にお世話になった。最終日の今日もいつも通りクールに現場を去っていった。かっこよすぎる。


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和紙を建築の仕上げとして壁や天井や床に貼ると言う現場を初めて見た。一般的に使われている建材とは全く違っていて、和紙1枚1枚の表情が異なっており、素材本来の柔らかさが見て取れる。出隅は紙の素材感によってピン角ではなく柔らかい印象で、境界が曖昧にみえるのが独特で、また、ニッチがある部分は光と影の陰影によって味わい深い。話を聞いてみると、この職人さんはコウゾと言う木を栽培し材料から調達して作っているそうで驚いた。材料から施工まで一貫しているという作り方は唯一無二で、この仕上げの価値は表情だけでなく、バックグラウンドにもあり奥行きが感じられた。


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