

studio: kobayashi studio
Project: 吉野台団地
タグ:Architecture











今日はshinoda coffee workshopsのカウンター仕上げ。市原市で支障木として伐採されている樫を、薄くスライスして突板にして仕上げ材として活用するということをkurosawa kawara-tenではやっている。今回はカウンターを樫の突板で包み、マッスな樫の存在感を作ろうとしている。まるで壁紙を貼るかのように、現場で突板をアイロン貼りしていくのだ。手順としてはまず突板と下地両面に接着剤を薄く塗り広げ、オープンタイムを設け、ある程度乾燥してから貼るという流れだ。これがやってみると中々難しい。突板が薄いため、接着剤が厚かったり、下地が平滑じゃないと、もろに浮きが出てしまう。やってみることで、次回以降の改善点が次々と分かってくる。工法が確立されていないものにおいて、実際に手を動かしてみるということは、やはり大事だなということがよく分かる。


studio: kobayashi studio
Project: 吉野台団地
タグ:Architecture


先日、成田空港のほど近くにある三里塚教会の公開イベントに伺った。三里塚教会は建築家吉村順三が設計した唯一の教会建築として知られており、現在は千葉大学頴原研究室によって保存と活用の取り組みが行われている。外光の取り入れ方や建具など随所に吉村順三のエッセンスが感じられるが、何より魅力的だったのはそのシンプルな造りである。クリスチャンであり、後の成田闘争の中心人物となった施主の戸村一作は決して豊かではなかったようで、コミュニティの住民からの寄付で建設された建物の素材や仕上は極めて質素であり、真壁の和風木造の造りや単純な架構形式とも相まって、誰にでも手入れが出来そうな感覚を抱かせる。予算的制約が建築家の権威性を弱め、その儚い存在感がコミュニティに愛され長く続く重要な要素であったのかもしれない。今年の11月には修繕のWSを開催予定とのことで、弊所としても何らかの形で関わっていきたいと考えている。


studio: kobayashi studio
タグ:ArchitectureWorkshop


自宅の離れの建物が雨漏りしているから見に来て欲しいとの新規のご依頼で、早速現調に伺った。見た所どうやら屋根の勾配がかなり緩やかになっているということと、そのため下地に回った水が、劣化したルーフィングから内部に入り込んだのだろうというインスペクションをした。この状態でよくやる考え方としては既存とは縁を切ってあげるということだ。縁を切るということは、その内部がどうなっていたとしても問題ないものを新たに付け加えるというようなことだ。新たに何かを付け加えた時に、それがたとえ小さなものであったとしても、どのように納めるのか。僕ら設計者がこういったいわゆる町医者的に建物に携わるということはとても大事だなと思う。見た目的にも良くなり、環境改善にもなり、施工しやすくもあり。ただ雨漏りだけを直すのではなく、そんな良いものを限られた時間で作ってあげたい。


studio: kobayashi studio
タグ:Architecture


電気の配線工事が終わって大工工事が終盤に入り、面材が張られ始めた。残す工程の大部分は天井と吹き抜けの面材貼り。それに向けての吹き抜け内部仕上げで壁と天井に樫フローリングを貼った。円形のボイドに合わせて複雑な形状に加工する必要があるが、綺麗に施工していただけた。ここから先は常に円形との絡みが発生するため緊張感のある工事が続くが、それでもどこか安心感があるのは大工さんのおかげだ。ここまで自分の設計に付き合ってくださっていることにとても感謝しているし、施工が面倒なのにも関わらずデザインを褒めてくれるので本当にありがたい。現場監督をしていると、職人さんがいなければ自分たちの設計したものは何一つ形にできないということと、職人さんへのリスペクトが日に日に膨れ上がっていく。設計だけでなく施工も経験できるということの大切さと、だからこそできる設計や意匠についてより突き詰めていきたいと思った。


studio: kobayashi studio
タグ:Architecture


リフォームでは、既存の壁や柱を一部撤去することはよくある。しかしそれは、建物全体の構造バランスを崩すことでもある。撤去した部分をどう補うか、バランスを保ちながら計画することが求められる。金物一つとっても、法規に適合しているかを確認しながら選定する。特に構造は目に見えないところで建物を支えているだけに、慎重に向き合いたい。構造以外でもリフォームで何かを足したり引いたりするとき、その一つひとつの操作が建物全体にどう影響するかを常に意識しながら進めていきたい。


studio: takashima studio
タグ:Architecture


AIを使って、温熱環境のシミュレータを試作している。開発を進めると、演算方式にもいくつか種類があり、計算負荷と正確性をどうバランスさせるかという話になってくる。当初設定した目的に合わせて適切な方式を選びながら、少しずつ形になってきた。まだモックアップなので、外部の3Dモデルを読み込む機能などは実装されていないが、実務への応用を考えると、既にある設計データを使ってシミュレーションできることが理想だ。試作してみたことで、計算格子の考え方や計算ロジックへの理解が深まり、実務で使うための課題もよく見えてきた。もう少し感覚を掴めたら、この仕組みを前提に設計そのものをやり直してみようと思う。


studio: takashima studio
タグ:Architecture


建築において外形の境界線はかなり重要だと思う。ここが明確になると建築として建ち始める。建築は社会的なものなので外部からいつも見られているのに、輪郭がはっきりしないとそのものとしての強度自体が曖昧であやしいものになってしまう。高島スタジオのカトウハウスのキオスクは外形の辺を木材で見切る計画なのだが、一部分が納まると急に、この建築がキャラ立ちし始めたように感じた。


studio: takashima studio
タグ:Architecture


とある職人さんにタイルの工事をしてもらった。一見、衣装性のあるとてもイケてるタイル壁に見えるが、実は、そこにはとても苦労が詰まっている。例えば、タイルの目地を上から下に通すために、ミリ単位でタイルの割り付けや他の家具や扉などの調整をしている。また、一見同じ幅に見えるタイル目地もコンマ単位で調整している。貼り付ける前に、墨付けやレーザーにより水平垂直は出しているが、どうしても、狂いはでてくるし、レーザーどおりに作っても、うまく納まらない時がほとんど。最後に頼るのは職人さんの培ってきた経験と感だと思う。それらを総動員して、このタイル壁はできている。


studio: takashima studio
タグ:Architecture


最近は図面月間である。図面を引いていると、職人さんが施工する風景が自然と浮かんでくる。細部の納まりも、頭の中でひとつひとつイメージしながら描き進めていく。イメージが及ばず漏れてしまうこともあるが、図面を引くことで現場で生まれる疑問点を事前に減らせる。今は、近く着工を控えた新築住宅の図面を描いている最中だ。全てを一から作るので、私の図面が全てになる。これまでの経験を総動員して、最大限にイメージを膨らませながら日々描き続けている。


studio: takashima studio
Work: Sさんのための家
タグ:Architecture


越前和紙を使用して吹き抜け内部に行燈を計画していて、制作のためのスタディを行った。様々な種類の和紙をパッチワーク的に貼り付けて制作するため、その見え方や格子の厚みや幅、アクリル板に貼り付けるため光の透過の仕方など、スタディしなければならない項目がたくさんある。地元の伝統工芸品を設計に組み込んで提案し、それを気に入ってくださったのはとても嬉しかった。パースで見せた以上に美しいクオリティで施工ができるように頑張りたいと思う。


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タグ:Architecture