

studio: takashima studio
Work: ハナエステ
タグ:Architecture











マンション改修の現場。今回は間取りに大きく手を加えるのではなく、素材感やデザイン性のある“ふかし壁”を設けることで、機能性と空間の豊かさを高めようというコンセプトで進んでいる。これはまだ仕上げ前の下地の段階。けれど廊下の突き当たりに、丸い木のボードがふっと現れ、空間に小さな変化をつくり始めている。直線的で少し単調だった廊下に、柔らかい不思議な気配が差し込まれ、自然とその先をのぞき込みたくなる。壁の一部でありながら、次の空間へと視線を導く装置のようでもある。完成まではもう少し時間がかかるが、この段階ですでに空間が変わりはじめている手応えがある。仕上がりがとても楽しみだ。


studio: takashima studio
Work: ハナエステ
タグ:Architecture


古民家リノベーションの物件にて、建具の改修と合わせて設置するカーテンを検討している。生地の確認と打ち合わせを兼ねて、今回採用を予定しているカーテンブランドnatsusobikuさんのショールームに伺った。natsusobikuさんは国産の麻100%の生地でカーテンを製造されていて、化学繊維とは違うナチュラルな質感とやさしい色味がとても魅力的なのだが、何よりも同じ千葉を拠点とする小さなメーカーであるという点に強く惹かれ、お施主さまにも提案をさせていただいた。話を聞くと、設立の時期も会社の規模も弊所と似ており、勝手に親近感が湧く。テキスタイルの提案機会があれば、ぜひおすすめしたい。


studio: kobayashi studio
Work: Nkmさんの母屋
タグ:ArchitectureGoods


月に一度、所員が集まって自社物件の工事を進める日がある。(mingaと呼んでいる。)今回は私はガラス担当。廃材を解体してガラスをサッシから外し、カットし、造作建具への吊り込みも手伝った。サイズが大きかったこともあり、修正がきかないガラスのカットで直角を出す難しさや、慎重な取り扱いが必要になることを身をもって体感できた。今のところ事務作業がメイン業務の自分にとってmingaは貴重な現場作業の機会であり、毎回学びが多い。そして、普段バラバラに仕事をしていてなかなか一堂に介することのない所員達が集まって作業する時間は単純に楽しい。心なしか、皆いきいきとしているように見える。


studio: kobayashi studio
Project: 吉野台団地
タグ:Architecture


Myさんのための家はkurosawa kawara-tenの事務所からかなり遠い。片道100kmを超えるくらいの移動をすることになる。朝早くに家を出ないと渋滞に巻き込まれて痛い目を見ることになるので、僕は5:30に家を出て現場に向かっている。そんな現場に馴染みの職人さんもかなりきていただいている。遠いから勘弁してほしいと思われていそうで申し訳なくなるが、みなさんそんな様子を見せずにいつもの感じで仕事を進めてくれる。馴染みの職人さんとのやりとりはとても心地がよい。こういうウェットな関係性を大切にしたい。


studio: takashima studio
Work: Myさんのための家
タグ:Architecture


南市原の加茂地区、開宅舎さんの物件に入居が決まった入居者さんからの依頼で、古民家の一角の物置?であったスペースにパン製造のための厨房を計画することとなった。お施主さんは元々パン屋さんに勤めていたが、自分のペースでパンを作って提供したいという希望から、人里離れた市原の山奥でパン屋を開業することに決めたのだそう。開宅舎さんの物件にはすでにカフェやパン屋さん、民泊などの事業を始めている先輩入居者さんがいて、そうした方々からアドバイスをもらい、協力しながら開業準備をすることができるのはとても心強いはず。こうした物件の改修を通して地域にまた関係性が増えていくことが、僕らのやりがいにもなっている。パンの試食を楽しみに頑張りたい。


studio: kobayashi studio
Project: 開宅舎のためのメンテ
タグ:ArchitectureDirection


階段へ転落防止のための腰壁とコレクションのディスプレイを兼ねたものを大工さんに作ってもらっている。作り方としてはシンプルで、onrebaseで床や壁の材料として多用されている、端材の600mm角の構造用合板で箱を組んでそれを組み上げていくというものだ。箱単体だけを切り取って見るとインパクトとしてはそこまで高くないが、背面の壁のグリッドに合わせて作ることで建物全てにデザインが統一がされている状態ができ、中々に良いものになったと思う。最近は単純でシンプルなものでいかに設計強度を高めることが出来るのかということをよく考えている。リソースが限られている状況においては、最小工数で最大効果を得ることは非常に大事である。合理的だけれども、それと同時に心にグッとくるものをこれからも作っていきたい。


studio: kobayashi studio
Work: On Re. Bas
タグ:Architecture


空間の持っている性質の一つに、奥に誘われるような引力があると思う。それは、繁華街の所狭しと並んだ建物の間を縫って歩くような、のれんの隙間から漏れる光に誘われるような、先に何かあるかわからないが、どうしても引き込まれてしまうような感覚。怪しいものを発見し、危険かもしれないが、どうしても中を見たい時の感覚にも近い。建物の中に、パッと先を見通すことができない、空間を作ると、怪しさが生まれ、好奇心が生まれ、人々はそこに引き込まれる。そんな奥行きのある生活は、何倍も生活を豊かにすると思う。


studio: takashima studio
Work: ハナエステ
タグ:Architecture


画面越しに受け取る情報や、簡単に理解出来るものによって受ける影響というものはすぐ自分の中から消えてしまうもののように感じます。ラグビーという肉体的に過酷な競技を長くやってきたことから、身体に直接刻み込むようにして多くのことを学んできた実感があります。言葉にできない本質的なものは身体を通して獲得していった方がいい。これこそが身体知。そんな身体知の実践として進行中のOn Re. Baseプロジェクトの工事現場にて学生向けに施工ワークショップを開催させていただきました。5週間で参加してくれた学生は延べ11人、中にはリピートしてくれる方も沢山いて大盛況だったと思います。実際にことが起きている現場に身を置き、施工等様々なことを通して、空き家・郊外の現状、建築生産のリアル、自ら環境に手を加えることの喜び。 そういったものの一端でも参加してくれた学生に伝えることが出来たとしたら、それは思い描く新しい世界に繋がっていくのではないかと思っています。


studio: kobayashi studio
Work: On Re. Bas
タグ:ArchitectureWorkshop


うちの事務所では、本来は設計と施工監督を担うスタッフが、さまざまな施工技能を身につけることがある。限られた予算の中で計画を成立させるため、職人さんの作業を僕らがサポートし、その分を減額してもらうような場面が時折あるからだ。実際に手元として現場に入ってみると、単なる手伝いでは終わらない。施工の流れや段取り、道具の使い方まで、指導付きで教えてもらえることも少なくない。図面の中では理解していたはずの納まりも、実際に行う事でまったく違う解像度で見えてくる。施主と協働してつくる現場や、自社物件の施工では、自分たちが主体となって手を動かすこともある。関わってきた現場によって、スタッフごとに習得している技能は異なる。だからこそ、お互いに教え合う時間は新鮮で、学びの多い時間なのである。


studio: takashima studio
Work: On Re. Bas
タグ:Architecture


北には2種類あるということをご存知でしょうか?「磁北」=コンパスが指し示す北と、「真北」=地球の自転軸をベースとした北極の方向の2つがそう。どちらも北なのだから大した違いはないだろうと思っていると大間違いで、市原市では大体7°くらいのズレがある。そして建築の日影規制や北側斜線を扱う際には真北を使用することが必須だ。初歩的なミスだが、これを間違えてしまうと痛い目に遭う。そして痛い目にあったのが今週の私である。まぁ、これできっともう二度と同じミスはしないだろう。良い勉強になったと自分を励ましつつ、超特急で資料を修正するのである。


studio: kobayashi studio
タグ:Architecture