

studio: kobayashi studio
Project: つりはいらないよ食堂
タグ:ArchitectureStudy











kurosawa kawara-tenでは廃材や端材、余剰材など、建築の物質循環からもれた素材たちを活用したマテリアル開発を行う。この写真は牛久のこども食堂PJで採用を検討している、シラカシの突板合板とガラスくずを骨材としたホワイトモルタルのテラゾーとよばれる人造石のスタディの組み合わせ。市原で支障木として伐採されたシラカシの木と、ガラス製品の製造の過程で出るガラスくず。それぞれを建築のマテリアルとして再度見い出し、組み合わせることで、得も言われぬ存在感を獲得している。そこにはアップサイクルやSDGsといった耳障りの良い流行り言葉では説明しきれない、普遍的な力強さがあると考えている。我々はこうしたマテリアルが持つ強度を“materialness”と呼んでいる。


studio: kobayashi studio
Project: つりはいらないよ食堂
タグ:ArchitectureStudy


昨年夏頃から設計をしていた古民家リノベーションのプロジェクトがついに着工した。今回は円形のボイドが空間を上下に繋げ、新たな居場所をつくりだす設計だ。円形というのはそれだけで施工難易度があがり、想定外の事態が起きやすい。図面通りにいかない可能性もある。どれだけしっかり詳細図面をかいても不安になってしまう。そんな不安をいつも吹き飛ばしてくれるのが頼れる職人さんである。自分の思い描いている理想形を理解してくれて、そのように施工してくれる。どうすれば上手くいきそうかを一緒に考えてくれる。そして、普段やらないような特殊な納まりを少し楽しみながら施工してくれる。まだまだ乗り越えなければならないことは多く不安もあるが、自分を信じられるように準備に努めようと思う。


studio: kobayashi studio
タグ:Architecture


急遽、現場の立ち会いへ。このプロジェクトはお施主さんや学生たちと共につくるDITの枠組みを採用しており、今回初めてその様子を目にした。決められた作業をこなしながらも、関わる人それぞれが自分の得意なことを見つけながら進めていく。「つくる」を通して自分を表現できる場所だと感じた。お施主さんの持ち前の明るさがその場を自然と生み出し、だからこそ人が集まってくる。得意なことを認めてもらえる、居場所がある——それって、やっぱり嬉しいことだ。


studio: kobayashi studio
Work: On Re. Bas
タグ:Architecture


建築の巨匠、ル・コルビジュエは、輝く都市というものを提唱した。その中のひとつに、建物を高層にすることで、誰しもが太陽の光を享受できるようになるといった思想があり、当時は革新的であった。これは、20世紀初頭の健康上、衛生上の問題を解決するものであったが、僕は、人は根源的に光を求めている生き物だと思う。見ていてとても美しいし、エネルギーをもらえる気がする。僕らの住んでいる郊外団地も同じような問題があると思う。人が東京へ流出し、空き家となり、窓を開け閉めする人はおらず、光が入らないまま朽ちていくのを待っている。そんな建物の床を剥がした。息が吹き返したように、生き生きとして見える。こんな気持ちのよい家を、ほとんどの人は諦めているように感じる。輝く郊外団地。これからだ。


studio: takashima studio
タグ:Architecture


こども食堂で使用する予定のテーブルのサンプルを製作した。養老渓谷で伐採された白樫を使用した突板を手作業でベニヤに貼って天板を作る。何枚か突板を横に継いでいく必要があるので、耳の形をトレースして、隣にくる突板を慎重にカットする。ベニヤをサンディングし、突板とベニヤに接着剤を均一に塗布して接着したあと、さらにアイロンでプレスしていく。予想していたよりもしっかりと突板は張り付き、平滑な面を作ることが出来た。以外と簡単に製作できたことに驚く。本番はさらに大きな面に貼ることになり、なおかつ曲線のカットや木口への貼り付けが出てくる。練習を重ねて精度をあげていきたい。


studio: kobayashi studio
タグ:Architecture


奥多摩日出町にある樋口木材への材料調達は、これで4回目となる。今回は新築部分の柱や梁といった構造材まで全て取りに行く計画だったので、いつもは日帰りのところ青梅駅近くで1泊してきた。構造材はこのあとプレカットの工場に行き、加工された後に現場に戻ってくる予定だ。そのため現地で事前にPPバンドで梱包する必要があった。柱材であれば人力でどうにか運べる重さではあるのだが、梁材ともなれば相当重く、人の手ではどうにもならないのと、必要な梁成を確保できそうな木材が色んな所に分散しているため現地での木材収集は相当大変であった。樋口木材さんにフォークリフトを操っていただき、どうにかかき集めてきて必要数量は確保できる見込みではあるが、時間がかかりすぎてしまい、2日間で集め切ることができなかった。。天気と自分のスケジュール、搬出するトラックや製材工場の段取り、また、全体工程と睨めっこしながら、来週か再来週にまた行ってきます。。


studio: kobayashi studio
Work: On Re. Bas
タグ:Architecture


スタジオ旅行で、尾道に行った。この街にはパワーがあると感じた。いくつもひしめく狭い路地や境内の中を通って上へ登る。途中の隠れ家のようなカフェに誘われる。島の人も、気候も、ゆっくりとした時間が流れていた。その中に、今は朽ちていくのを待つだけの多門亭という建物がある。かつて尾道で一番の集客数を誇った座敷は、その当時の面影を残しつつ、次第に土に帰ろうとしている。なぜ、こんなに居心地良く、尾道一の景色が望める場所なのに、活用されないのか。今の日本の負の側面が見えがくれしているように思える。その時代の流れに埋もれてしまう前に、次に繋ぐ手立てを考えていきたい。


studio: takashima studio
タグ:Architecture


おもむろにKenzoは歩く。事務所の看板犬の散歩の日は、彼の思うままに連れて行くことにしている。今日は、事務所近くのカフェに立ち寄る。Kenzoはここのオーナーが出すおやつがとても大好きだ。でも、今日はお休みの日だった。Kenzoはそうとも知らずに、まだかまだかとおやつを待っている。行くよと言っても、いうことを聞かない。写真はその時の様子である。カワラテンの建てた建物が、オーナーの物語の一部になり、Kenzoの物語の一部になる。そんな素敵な断片を作っていきたい。


studio: takashima studio
タグ:Architecture


先日の投稿に続いて、氷川神社の参道にある「ゆうすいテラス」の建築について。今回は、屋根の納まりが目についた。この小屋は、石場立てと呼ばれる、社寺建築にも用いられる伝統的な工法で建てられている。伝統的で力強い木組みなのに、屋根だけが妙に軽やかで薄い。その違和感が、とても面白かった。よく見ると、屋根材にはアスファルトシングルという現代的な素材が使われている。瓦のような重厚さではなく、薄くシャープに納められていて、伝統的な骨組みの上に、“現代的に解釈された瓦屋根”が乗っているような印象だった。この処理が効いていて、その空間がテーマとしている、「祈りと日常の間」というコンセプトを体現しているように感じた


studio: takashima studio
タグ:Architecture


目地は奥が深い。部材の伸縮を吸収して割れを防ぐ、寸法の決まった仕上材の継ぎ目の施工をしやすくするなど、目地には機能的な役割があるが、目地の納まりが最終的な仕上がりの美観にも直結する。今回の計画では、古民家の中にマンションライクなクロス仕上の壁天井を作るにあたって、古民家の揺れによるクラックを防止する目的で、クロスの製品幅である1m以内で目地割をする納まりを採用した。目地の寸法や部材、納め方を詳細に検討して設計を行ったが、実際に施工を始めると様々なイレギュラーが出てきて、その都度職人さんと頭を悩ませる。最終的には平面だけでなく、出隅、入隅まで目透かしで徹底して納めたクロス仕上が完成した。綺麗に納めていただいた職人さんに感謝。


studio: kobayashi studio
Work: Nkmさんの母屋
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