

studio: takashima studio
タグ:Architecture











とある職人さんにタイルの工事をしてもらった。一見、衣装性のあるとてもイケてるタイル壁に見えるが、実は、そこにはとても苦労が詰まっている。例えば、タイルの目地を上から下に通すために、ミリ単位でタイルの割り付けや他の家具や扉などの調整をしている。また、一見同じ幅に見えるタイル目地もコンマ単位で調整している。貼り付ける前に、墨付けやレーザーにより水平垂直は出しているが、どうしても、狂いはでてくるし、レーザーどおりに作っても、うまく納まらない時がほとんど。最後に頼るのは職人さんの培ってきた経験と感だと思う。それらを総動員して、このタイル壁はできている。


studio: takashima studio
タグ:Architecture


最近は図面月間である。図面を引いていると、職人さんが施工する風景が自然と浮かんでくる。細部の納まりも、頭の中でひとつひとつイメージしながら描き進めていく。イメージが及ばず漏れてしまうこともあるが、図面を引くことで現場で生まれる疑問点を事前に減らせる。今は、近く着工を控えた新築住宅の図面を描いている最中だ。全てを一から作るので、私の図面が全てになる。これまでの経験を総動員して、最大限にイメージを膨らませながら日々描き続けている。


studio: takashima studio
Work: Sさんのための家
タグ:Architecture


越前和紙を使用して吹き抜け内部に行燈を計画していて、制作のためのスタディを行った。様々な種類の和紙をパッチワーク的に貼り付けて制作するため、その見え方や格子の厚みや幅、アクリル板に貼り付けるため光の透過の仕方など、スタディしなければならない項目がたくさんある。地元の伝統工芸品を設計に組み込んで提案し、それを気に入ってくださったのはとても嬉しかった。パースで見せた以上に美しいクオリティで施工ができるように頑張りたいと思う。


studio: kobayashi studio
タグ:Architecture


国道357沿いにある古いビルにコーヒー店であるshinoda coffee workshops がある。今は店舗を設えるための什器であったりをお施主さんと一緒にDIT施工をしている。ここではコーヒーだけでなく、蒸留器をセットしてエッセンシャルオイルを抽出して色々な形で提供することも画策している。蒸留器の仕組みとしてはオイルを抽出する素材を蒸して成分を揮発させ、その揮発させた蒸気が冷却水の中をグルグルと配管された管の中を通ることで冷やされ、その管の出口でオイルが抽出されるという仕組みである。冷却水の中を熱い蒸気が通るため、冷却水は次第に温まってきてしまうので、常に水を冷却しておく仕組みが必要である。そこで、蒸留器の外に貯めた水と、冷却水を循環させる仕組みを作るためにポンプを設置することにした。間をつなぐ配管を僕がする必要があるのだが、水道配管に関しては全くの素人であるため、管やバルブを繋げる”継手”という言われる部材のことが全く分からなかった。普段水道屋さんに施工をしてもらっているため、何となくやっていることは理解しているのだが、それを自分でやるとなると必要な部材の多さに驚く。ネジ径も1/2や3/8だったり、オスメスの違い等他にも色々とあるのだ。それらを継手部材のジャンクボックスの中から必要なものを見つけ当て試行錯誤する必要がある。色々と想定外もありつつ配管計画に1.5時間、施工に3時間かかってしまった。職人さんだったら手慣れた手つきでものの1時間で出来てしまうんだろうなと思いながら、これで格段に解像度があがったので良しとしよう。


studio: kobayashi studio
タグ:Architecture


On Re. Baseプロジェクトの増築棟基礎工事はベタ基礎スラブのコンクリート打設を終え、立上り部分の打設に向けて型枠や配筋の調整やアンカーボルトの設置が進行している。このフェーズは新築工事の現場管理において、最初に訪れる山場であろう。基礎の立上りはその上部に載る木造躯体と接する部分であり、この仕上がりが木架構の上棟やその後の工事の進行、構造の安全性などの性能面を大きく左右する。特にアンカーボルトは基礎と土台や柱を結び付けておく重要な部材であり、据え付け位置の確認が欠かせない。基礎工事が終わればいよいよ新築工事の一大イベントである上棟に移っていく。梅雨の長雨に悩まされながらも着々と工事が進む。


studio: kobayashi studio
Work: On Re. Bas
タグ:Architecture


AIによる画像生成は、パースのライティングも瞬時に行うことができて、モデリングの手間と比較するとかなり楽だ。先日、子ども食堂の照明計画の参考としてAI生成パースをお見せしたところ、「綺麗すぎて違和感がある」との言葉をいただいた。内装改修はほとんど行わず家具提案がメインのため、実際はパースほど整った空間にはならない。簡単に作れるからこそ手を抜いてしまった部分だった。改めて、AIと手作業を組み合わせて、現状写真に照明と家具を落とし込む形で実際に近いパースを作成し、再提案した。「大げさに変えたくない」というお客様の希望に沿うことを理解いただき、受け入れていただけた。便利さゆえにツールを使いたくなる気持ちが先行して、お客様の求める条件を見落とさないことを意識しなくてはと反省した。


studio: kobayashi studio
Project: つりはいらないよ食堂
タグ:Architecture


とあるガラスメーカーさんの工場を見学する機会があった。ガラスは溶かして再利用できるため、捨てるものはないと思いきや、 綺麗に分別できなかったり、再利用すると色が混ざってしまうために再利用できないものも、どうしてもあるのだという。これはそのガラ置き場の写真なのだが、 色とりどりのガラスの破片と、役目を終えたガラスを溶かするつぼの破片などが混ざり合い、ゴミ置き場と思えない美しさをみた。ガラスは動かない液体と言うが、 砂を溶かしドロドロのガラスにするにはかなりのエネルギーを要する。そして溶けたガラスに熟練の職人さんが息を吹き込み形になる。破片とはいえこれらも、その熱量(カロリー)のかたまりなので、美しいのかもしれない。廃棄ではない輝ける使い道を見つけ出したい。


studio: takashima studio
タグ:ArchitectureStudy


とあるホテルに泊まった。普段はあまり行かない、高層の建物の上の方の部屋。そこは、円形のベットが部屋の中心にあり、ガラス越しにお風呂があり、その奥には、東京の街並みが見渡せる。普通の人であれば、景色やら、お風呂やらに目が行くと思うが、真っ先に目に入ったのは、ガラス戸の蝶番である。最近、プロジェクトで検討していたということもあり、実際の使用例を見るのは貴重な機会であった。建築の仕事の醍醐味のひとつに、日常の何でもないことが、急に、宝物を発見した時の様に見え方が変化することだと思う。建築に限った話ではないが、特に多い気がする。そんな、発見があると、嬉しくなる。


studio: takashima studio
タグ:Architecture


この写真は壁下地の端部である。一般的には、壁の端は直角になるだろう。現在施工中の円形吹き抜けのプロジェクトでは、その吹き抜けの円形に対応して壁が切断されたような意匠を理想としているため、壁の端部が斜めで終わっている。このような壁の端部が六つあり、それぞれが異なる角度で斜めに切断されるため、下地製作にかなり苦労した。社会情勢の影響で現場運営にもかなり影響が出ているが、なんとか大工工事も終盤に差し掛かることができた。少しでも工事を進めるために、最近は大工さんの手伝いをすることが多い。その大工さんとは年が明けからすでに三つ目の現場で、コンビネーションも良くなってきた気がしている。手間の多い設計にも関わらず現場を楽しんでくれるので本当に有難い。


studio: kobayashi studio
タグ:Architecture


松戸の現場で、床鳴りの是正に行った。
原因は、釘と床合板のわずかな隙間や、床合板同士が擦れ合うことで起きている。ある一点を直すと、今度は今までならなかった別の箇所が鳴り始める。肉眼では見えないほどの隙間やずれが、少しずつ蓄積されて床鳴りとなって現れるのだと思う。一つひとつ丁寧に調整を重ねて、収めていく。その難しさを感じた。


studio: takashima studio
Work: Ngさんのための家
タグ:Architecture