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最近自分の中で仕事術が明確化してきた気がする。日々の業務の中で締め切りというものは大小無数にあって、それら締め切りを能動的に設定してタスクをこなすというのが通常の流れである。さて、kurosawa kawara-tenの仕事の中で一番難しいと僕が感じる所は、日々刻々と変化する状況にリアクションし続けるため、最初に設定した締め切りというものが変わったりするところである。所謂ウォーターフォール的にではなくアジャイル的に全てが進むのである。頭では分かっていたが、中々対応に苦戦し続けてきた。一つの仕事を終えたら次に進む、というようなシングルタスクの連続によって今までは業務を行ってきていたが、それでは別タスクの締め切りが急遽カットインしてきたときに、そのタスクを進められていなくて詰んでしまうということがよく起きていた。僕なりにその状況を打破できた気がするのは「仕事に終わりはない」、と身体知として獲得したことが大きいと思う。その気づきによって、状況はすぐ変わるため全てを前倒しで少しずつ同時に進め、刻々と変わる状況に合わせてパズルのようにタスクを入れ替え、でも絶対に守らなければいけない締め切りには鼻を利かせて、締めるところを締める、という手法を獲得した。写真は散歩している主がそんなことを日々考えていることもつゆ知らず、「散歩」というシングルタスクを目一杯楽しむkenzoです。

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“建築は職人が作るもの”
“住宅はローンを組んで手に入れるもの”
“材料はお金を払って購入するもの”

これら当然だと思い込んできたことは、明日もあたりまえに続くことでしょうか。
昨日まで何の疑いもなく繰り返されてきたことが今にも途絶え、変容しようとしている時代。我々は明日のあたりまえを見通すことが難しい時代に生きています。

建築と都市はそのスケールの大きさから、様々なものの関係性の中においてこそ存在し意味を持ちます。人々の価値観が細分化・多様化し、あたりまえを見つけるのが難しくなった時代において、偏狭な趣味嗜好、主義主張を振りかざすだけでは持続可能な状態をつくることは困難になっています。
新築 / 改修  
都市 / 地方  
人工 / 自然  
新しいもの / 古いもの  
全体性 / ディテール
どちらか一方ではなくそのあいだ、それ単体ではなくそれらの関係性を考えることこそが建築家の役割ではないでしょうか。

小林スタジオでは、今まで盲目的に不変のものとしてきた“あたりまえ”を疑い、スケールを横断する俯瞰の視点でオルタナティブを提案することを目指します。多様化する価値観、相反する事物を優劣なくフラットに扱い、人/建築/物質の大きな循環のなかで関係性の外に追いやられているヒトモノコトに光をあて、場所づくりのなかに取り入れる。
そうした建築を通して新しい世界の豊かな暮らしを実現することができるのではないかと考えています。

小林 和史

千葉県佐倉市出身
千葉大学大学院岡部明子研究室卒業後、都内大手組織設計事務所にて大規模再開発PJなどに従事したのち、2021年よりkurosawa kawara-ten所属。
大学時代のスラムや古民家を対象とした実践活動と都内大規模再開発での実務、振れ幅のある経験がスケール横断的な思考の基となっています。
里山の景観と、アジアの雑踏が好物です。

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Project

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