明日の郊外団地











事務所の3Dプリンター等が置いてあるデスクの下に、四角く組まれた箱が置いてあり、棚として使っていた。話の流れから、手前に引き出せるようにして、そこに3Dプリンターのフィラメントとかを並べたら使い勝手が大分良くなりそうだという話があがった。kurosawa kawara-tenはとにかく色々なもの在庫として抱えており、建材もそこら中にあるという、何かを作ろうと思った時に素材に困らないような会社である。少し探してみるとキャスターがすぐ見つかった。棚をもう一段増やすためのベニヤもすぐある。仕事中に気分転換にDIYをした。何だかkenzoも満足気だ。


studio: kobayashi studio
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年末の大掃除で、事務所に点在していた道具や工具を、機材倉庫と呼んでいる建物へ移動した。この倉庫は、自分たちや学生とのワークショップを通して建てたもので、工具を保管するだけでなく、メンテナンスやちょっとしたものづくりができる屋根下の空間も備えている。すべての道具が一箇所にまとまり、必要なときにすぐ取り出せる。それだけで、これからの作業はかなり捗りそうだ。一方で、いざ道具を並べ直してみると、同じ用途のものが重複していたり、壊れたまま使われなくなっていた工具も少なくなかった。今年はそのような物や場所の管理やメンテナンスも、一歩一歩ちゃんとしていきたい。


studio: takashima studio
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事務所のすぐそばに、10年から20年ほど放置されていた空き家がある。以前から少しずつアプローチをしてきたのだが、今回ようやく持ち主さんとの話がまとまり、引き継ぐことができた。持ち主さんは関西に住んでおり、相続したこの家を使う機会はなかった。使われない家は、時間とともに確実に傷み、月日を経るごとに手間もコストも増えていく。使わない家は、そのまま抱え込むのではなく、使える人へと継承されていく。それは、都市としてとても健全な循環だと常々感じている。建物は所有され続けるよりも、使われ続けることで価値を保つ。この家をきっかけに、この街がまた一つ良くなるような使い方を、考えて行きたい。


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林の中の舗装された道路を、角材を持って歩く2人。ここが東京近郊の住宅地であると言ってもあまりそうは見えないだろう。たまたまこの画角に建物が写っていないだけで、この写真の背後には茂みに隠れて住宅が四軒建っている。水や電気が引かれ、人間が住む環境として整備されている地域ではあるが、木を運ぶ人間と緑深い林と言った原始的な構図から、まるでこれから新しい何かを築こうとするような営みを感じることが出来る。


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先日、団地内の空き家調査をしていた時のことである。入社してまもない僕は、郊外の団地は、空き家が増加して政府からも見放され、寂れたような印象を持っていたしかし、実際に団地を歩いてみると、庭先で植物を育てる人、車を洗う人、落ち葉を拾うひと、立ち話をする人、自転車を元気に漕ぐ子供、様々な人がいることに気がついた。そして、自分は、まだその地域に馴染めない部外者のような感覚になった。それは、そこに独自のコミュニティがあるわけでも、敬遠されているわけでもなく、住民達が相互に見守りあっており、心理的にセキュアな状態が作られていたからだと感じた。隣の部屋に誰が住んでいるかもわからない都市に比べ、よっぽどましに思えた。と同時に、早く馴染みたいという気持ちが出てきた。まずは、地域の側溝掃除に参加してみようと思う。


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4月から中途社員としてkurosawa kawara-tenに入社しました。前職は家具メーカーで製品の企画開発をしていました。家具と建築というスケールの違いに加えて、大量生産の工業製品と手仕事による一点物の建築、新しいものを生み出すことと(場合によって)既にあるものを活かすこと、顔の見えないエンドユーザーに想いを馳せることと施主と直接向き合うこと…様々な面で、これまでとは異なる技術や視点が求められます。苦労もあると思いますが、自分の関わった建築がこの房総の風景の一部になっていくことを楽しみに、日々の仕事に向き合っていきたいと思います。(出会いの春ということで、春の市原の写真です。)