

studio: kobayashi studio
Work: On Re. Bas
タグ:Architecture











開口補強工事がいよいよ大詰めを迎えている。これまで約2週間にわたり、補強筋の施工、型枠の設置、生コン打設と工程を進めてきた。今回の補強方法は、設けたい開口寸法よりも三方を大きく解体し、その範囲に補強鉄筋コンクリートを新たに打設するというものだ。通常、生コンは型枠の上部から流し込んで打設する。しかし今回は、既存躯体の“上辺”の下側へコンクリートを充填する必要があり、コンクリートの性質からしても容易ではない条件だった。職人たちと現場で何度も打ち合わせを重ね、知恵を絞り最適な方法を模索し続けた結果、特殊な充填方法を開発した。慎重を期した打設も無事に完了した。


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Work: On Re. Bas
タグ:Architecture


On Re. Baseプロジェクトでは工事において極力新材を使用せず、廃材や端材などを活用することをコンセプトとして進めている。今回はとある伝手で知り合った奥多摩の材木屋さんに、使う当てのない木材を引き取りに伺った。巨大な倉庫の中には家を何十棟と建てても無くならなさそうな膨大な量の木材の山。大量に在庫を抱えたまま開店休業状態なのだという。このプロジェクトの理念に共感していただき、どんな木材でも定額取り放題という形で格安で譲っていただけることになった。ウッドショックが騒がれる裏で、膨大な木材ストックが日の目を見ぬまま捨てられていく。歪な木材流通の実情を垣間見たと同時に、倉庫の中から木材を探す様がさながら宝探しのようで、なんだか楽しい時間だった。


studio: kobayashi studio
Work: On Re. Bas
タグ:Architecture


古民家リノベーションの内装工事が進んでいる。白基調のフラットな内装、高性能のサッシ、折り上げ天井に間接照明。古民家なのにマンションライクを求めるお施主さんの要望に応えた“逆張り”の家になっている。壁は厚さ6mmのケイカル板にクロスを貼り込んだパネルを制作し、それを接着して仕上げる仕様で、開口部も特注のスチール枠を制作してもらい、枠の存在感を消す納まりになっている。パネル工法やスチール枠はそもそもオフィスや商業施設などの非住宅用途で、同一規格の既製品を用いて早くきれいに仕上げるための納め方であり、古民家の、ましてやリノベーション工事で採用することは普通はないだろう。お施主さんの逆張り精神に答えた、古民家らしからぬクリーンでミニマルな内装に仕上がる予定だ。


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Work: Nkmさんの母屋
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付き合いのある商社さんの倉庫で在庫セールがあった。巾木材や枠周り化粧材、水栓設備がほとんどだったが、隅に土間シートがたくさん積まれていた。金額を聞くと、1ロール500円でいいとのことだった。自分の記憶だと、ホームセンターで1ロール5,000円は超えていた気がしたのでこれは安すぎると感じた。自分の担当現場でも使うことができるので、とてもラッキーな出会いだった。少しでも安く材料を手に入れ、浮いた分で仕上げや設備のグレードを上げたり、設計させて頂いた内容を妥協しないように務めることができるのも、設計と施工を両立している大きなメリットだと改めて実感した。


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先日引き渡した住宅で、追加の外構工事と合わせて、雨が上がった夜についに玄関の照明が点いた。
夜の明かりは、そこで人が暮らしていることを象徴するようでとても好きだ。ポーチライトに限らず、リビングやダイニング、家は色々な空間から外へ光を漏れ出させる存在だと思う。日本の住宅街では、多くの家が昼夜を問わずカーテンを閉めていて、外から内部の様子はほとんど分からない。街を歩く側からすると、一切生活の雰囲気がわからない窓が並ぶ光景はとても冷たく、街の雰囲気そのものも堅いものに感じてしまう。もし、常に開けておける窓や、内部が直接見えないように配慮された窓があれば、そこのカーテンが一枚開くだけで、光や気配が外に滲み、街の表情は少し柔らかくなる。街並みへのプレゼントのような光を、一つでも作ることができると、街と建物の関係は、もっと良くなっていくと思う。


studio: takashima studio
Work: Ngさんのための家
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現場のDIT(Do It Together)作業。自分はパテ塗りを任された。何度か経験している作業だが、毎回難しさを感じる。木パテは乾く過程で痩せるのでツラ(建築用語で表面や部材の最上部のこと)よりほんの少し盛る必要があるのだが、そのちょうど良い盛り加減が未だにつかめない。粘度のあるパテは微調整が難しく、そもそも思うように盛れないこともある。入角の際はヘラが動かしにくい、手早くでも粗くならないように、など、気づきや考え事をしながら手を動かした。表には出てこない「下地」ではあるが、丁寧さを疎かにしてはいけない。転職1年目である自分の「下積み」とも重なると感じた。仕上げに隠れて見えなくなる部分ではあるけれども、今できる精一杯で美しく仕上げたつもりだ。


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Work: On Re. Bas
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竣工した建物をプロの写真家さんに撮ってもらった。毎回この時間を楽しみにしている。
撮影のあいだ、カメラアシスタントとして、外と中を何度もまわりながら、良い角度を一緒に探していく。そうしていると、設計中に考えていた沢山のことを自然と思い出す。「ここからはこんなふうに景色が見えるのか」とか、設計時には想像しきれていなかった視点にも気づいたりもする。撮影が終わり、写真が仕上がると、ホームページでの公開やメディアへの広報など、建物が世の中の目に触れる段階に入っていく。そのために改めて設計主旨の文章を書き直しているが、それは、いわば“嫁入り前の子ども”に、改めてどんな想いを込めたのか言葉にして伝えるような時間でもあると思った。しっかりと世に羽ばたけるように、良い言葉で綴ってあげたい。


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事務所で犬(Kenzoと名付けた)を飼い始めて2ヶ月近く経った。スタッフ皆で持ち回りでお世話の日にちを決めて面倒を見ている。Kenzoが事務所に来てからしばらく経つが、事務所に犬がいるというのは中々いいものだ。現場でどんなに疲れて帰ってきても一瞬で癒され、疲れが飛ぶ(気がする)。写真は朝の散歩の様子。Kenzoと背景の落ち葉が同色になっている。秋だ。


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Work: On Re. Bas
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担当していた新築プロジェクトのオープンハウス日程が決まり、ポスター制作を開始した。竣工してからしばらく経って久しぶりに写真を見返した。やはり対比構造が一番印象的でポスターデザインにも活かせないかと試行錯誤しているが、久しぶりのグラフィックデザインに苦戦。大学時代を思い出しつつ、伝えたい情報やの整理と、写真選びや文章、フォントやサイズなどを試行錯誤している。建築設計や現場作業とは少し違う作業を隙間時間で考えることは、頭のリフレッシュにもなるし楽しいなと感じている。これを機にマルチタスクのコツを1つでも掴めるようにしたい。


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机の仕上げを木タイルで作るために、実際にスタディを行い、その場で設計しながら制作してみた。材の状態を確かめつつ、臨機応変に設計をアレンジしていくプロセスにはライブ感があり、非常に刺激的だった。また、素材と対話しながら設計を進めることで、図面上に線を引いただけでは想定できない発見や変化が生まれることも実感できた。


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