栢橋プロジェクト(仮)











栢橋での打ち合わせの帰り道に、お客様が地域の神社を案内してくれた。急な階段を上った斜面の上に、小さいながら立派な社が建っている。実は日本にはコンビニより神社の方が多いそうだ。都市部に住んでいた頃は実感がなかったが、市原南部に移住してからはそのことにも納得ができる。このような「地域の神社」があちこちにあるのだ。この神社では、かつては数十人で行っていた手入れを、今では数人の若者で担っているらしい。高齢の方にはこの階段の上り下りだけでも大変だから仕方がないのだろう。同じような現象がきっと全国各地で起きている。今はまだ神社の方が多いが、いつかコンビニの数に追い越される日が来るのかもしれない。そう考えて、少し寂しい気持ちになった。


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先月に引き続き、谷津田の開拓を行った。私は、他のメンバーが刈り取った笹竹をひたすら集める係だ。一本一本は細いが、ゆうに3mを超える笹竹を束ねるとそれなりの重さになる。何十往復もした夕方には、足腰が悲鳴を上げていた。作業中、「生きてるなぁ」という言葉が何度も頭に浮かんだ。五感をフルに使い、身体を動かすことで自分が生きていると実感したのと同時に、草木の力強く伸びた様子や朽ち果てた姿から、自然そのものが生きているという当たり前の事実を改めて意識した。自然の中に身を置く、ただそれだけのことでも価値があると感じた日だった。


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お米づくりを通して地域を活性化する活動を始められるお客さまがいる。先日、そのお客さまが所有し、十数年以上放置されてきた谷津の開拓を行った。谷津へ続く道を覆っていた木々を伐採し、地面に落ちた朽ちた枝を取り除き、畦道の笹を刈り取る。設計事務所の業務とは思えない作業だ。でも、道が開けた先に現れた、木々に囲まれた広大な田んぼだった土地を前に「ここをどのような場所にしていこうか」と思いを巡らせるのはワクワクする。トラクターが田んぼを覆う草をまるでモーセの海割りのようにかき分けて進む光景を間近で見られたり、川沿いでお客さまお手製のランチをご馳走になったりと、身体は疲れたが充実した一日だった。


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事務所からほど近い市原市栢橋。この地域の里山の風景を守りたいというお施主さんの依頼で、お施主さん所有の谷津田の開拓をお手伝いしている。まずは谷津田にアクセスする道を整えたうえで、トラクターを入れて草刈から始める。15年近く放置されていたため、背丈を優に超える藪が生い茂り、奥に踏み入るのも困難な状況だったが、ハンマーナイフのアタッチメントをつけたトラクターは悠々と草をなぎ倒し、あっという間に平地があらわれた。まだまだ先は長いが、一歩づつ着実に進めていきたい。


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